「長年使い続けてきた掃除機が壊れた」「吸引力のある掃除機に買い替えたい」などの理由で古い掃除機を処分する方は多いかと思います。
掃除機を処分する方法は、破棄する・リサイクルに出す・買取に出すなどさまざまあります。どの方法で処分すべきかは、掃除機の状態によって決めるとよいでしょう。
この記事では、正しい掃除機の処分方法を解説します。また、掃除機の処分費用や処分時の注意点などもお伝えしますので、最後までご覧ください。
掃除機を処分する際の費用相場
掃除機を処分する際に発生する費用と買取の相場を、処分方法ごとに分けてみました。以下の金額はあくまで目安なので、予めご了承ください。
自治体へごみとして出す | 約500円 |
小型家電回収サービスを利用する | 無料 |
不用品回収業者へ依頼する | 単体の場合は要相談 トラック積み放題プランは約20,000円~ |
家電量販店へ下取りに出す | 無料 |
ネットオークションやフリマアプリでの出品相場 | 2,000~15,000円 |
リサイクルショップ・ 買取業者での買取相場 | 約3,000~60,000円 |
【破棄・リサイクルに出す】掃除機を処分する方法
掃除機を破棄・リサイクルに出す場合の処分方法は、以下の4つです。
- 自治体へごみとして出す
- 小型家電回収サービスを利用する
- 不用品回収業者へ依頼する
- 家電量販店へ下取りに出す
掃除機は、無料で処分できる方法や一切手間や時間をかけずに処分できる方法などあります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて解説していきます。
方法1.自治体へごみとして出す
故障して使えなくなった掃除機は、自治体へごみとして処分できます。掃除機にはプラスチックや金属が使われているため、不燃ごみ扱いになることが多いです。
ただし、掃除機の大きさが30㎝を超える場合は、粗大ごみとして処分することになります。地域によっては、1m以上と定めているところもあるので、自治体ホームページにて確認しておきましょう。
粗大ごみとして処分する場合は、事前に粗大ごみ受付センターで予約しておく必要があります。回収日時と場所の予約が完了したら、コンビニやスーパーなどで粗大ごみ処理券を購入し、掃除機に貼り付けます。その後、事前に予約した日時に指定の場所へ掃除機を持っていけば処分は完了です。
方法2.小型家電回収サービスを利用する
掃除機は、パソコンや電子レンジなどと同じ「小型家電リサイクル法」の対象商品です。国に認められた業者が掃除機を回収し資源の再利用に努めています。
小型家電回収サービスを行っている場所は、家電量販店や市役所などです。家庭ごみに出す場合は、指定の日時までに持参しなければいけません。家電量販店や市役所なら、営業日であればいつでも回収してくれます。
ただ、すべての地域が掃除機を小型家電リサイクル法の対象商品に指定しているわけではありません。対象商品かどうかは、自治体に問い合わせまたはホームページをチェックしましょう。
方法3.不用品回収業者へ依頼する
不用品回収業者であれば、壊れた掃除機を回収してくれます。自宅までスタッフが訪問し回収してくれるため、手間をかけずに掃除機を処分できます。
また、不用品回収業者は、不用品の数が多いほどお得になる傾向があります。トラックに積み放題のプランなら、どれだけ不用品を乗せても金額が変わりません。「掃除機の他にも、処分したいものがたくさんある」場合に、不用品回収業者の利用をおすすめします。
注意点は「無料で回収します」と謳っている業者・軽トラックで街中を走って宣伝している業者には依頼しないことです。
上記のような業者は、あとから高額請求してきたり不法投棄したりする悪徳業者の可能性が高いです。悪徳業者に引っかからないよう、以下3つのポイントを確認しながら業者選びをしましょう。
- 業者のホームページ内に、会社の詳細情報が明記されているかどうか
- 問い合わせをしたときに、しつこく勧誘してこないかどうか
- 市区町村による「一般廃棄物処理業」の許可を得ているかどうか
上記3つのポイントに当てはまっている業者は、優良業者であることが多いので、必ずチェックしてください。
方法4.家電量販店へ下取りに出す
もし、古い掃除機を処分後に、新しいものを購入しようと思っているのであれば、家電量販店に相談してみましょう。
家電量販店の中には、新規購入を条件に古い掃除機の下取りサービスを実施しているところがあります。基本的には有料での引き取りですが、購入金額から下取り金額を差し引いてくれるキャンペーンを行っている場合もあります。
なお、掃除機の下取りは、新規購入のときにその場でしか引き取ってもらえないこともあります。事前に店舗へ連絡して下取りのタイミングを聞いておきましょう。
【買取に出す】掃除機を処分する方法
掃除機を買取に出して処分する方法は、以下の3つです。
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- 買取業者に依頼する
状態がよい掃除機であれば、思わぬ金額で売れることがあります。もし、掃除機が問題なく使えるなら、捨てる前に1度買取依頼に出してみましょう。
方法1.ネットオークションやフリマアプリに出品する
ネットオークションやフリマアプリは、誰でも簡単に利用できます。出品の際は、掃除機の写真を撮影し、メーカー名・サイズ・状態など詳細情報を記載します。
ユーザーとのトラブルを防ぐために、さまざまな角度から写真撮影をしたり、細かい情報を記載したりしましょう。
ネットオークションやフリマアプリでは、出品手数料や送料などの費用がかかります。そのため、赤字にならないような価格設定を行う必要があります。また、購入者が現れた場合は、自分で梱包・発送作業をする必要があることも頭に入れておきましょう。
方法2.リサイクルショップで買い取ってもらう
リサイクルショップでも、不要になった掃除機の買取を行っています。ショップまで掃除機を持参すると、その場で査定・買取をするため、すぐに現金化できるのが大きなメリット。
ただし、どんな掃除機でも買い取ってくれるわけではありません。
- 5年以上経過している掃除機
- 故障していて動かない掃除機
上記の掃除機は買取不可になるため、ご注意ください。自宅付近にリサイクルショップがない場合は、出張買取をしているショップに依頼しましょう。出張買取ならショップの店員が自宅まで来てくれるので、とても楽です。
方法3.買取業者に依頼する
家具や家電、おもちゃなどさまざまな品物を買取する専門業者へ買取依頼に出す方法です。
買取専門の業者とあって、リサイクルショップよりも高く買い取ってもらいやすい傾向があります。ダイソンなど大手メーカーの掃除機なら60,000円を超えることも。人気メーカーや製造年数が5年以内のものは、高価買取が期待できます。
少しでも値段が付けば、新規購入時の足しになるのでおすすめです。買取専門業者も出張買取をはじめ、宅配買取のサービスを実施している場合があるため、利用してみてください。
掃除機を高く買い取ってもらうためのコツ
せっかく掃除機を買取に出すなら、少しでも高く買い取ってもらいたいものです。掃除機を高く買い取ってもらうためには、以下4点のポイントを意識しましょう。
- 掃除機本体をキレイにする
- 付属品を揃える
- 人気モデルやメーカーは早めに依頼に出す
- 掃除機の需要が高い時期に査定してもらう
掃除機本体を掃除して見た目をキレイにすることは、査定額に大きく影響します。汚れが付いている場合は、濡らしたタオルなどで拭き取りましょう。掃除機の周りだけではなく、内部や吸込口も掃除しておくことが大切です。
また、ノズルや取扱説明書、箱などの付属品がある場合は、セットで買取依頼に出しましょう。付属品が揃っていると高値が付きやすくなります。購入したときに近い状態であるほど高く売れるので、付属品を探してみてください。
掃除機は、買取査定に出すタイミングも重要。引っ越しや大掃除をする時期である3月・12月は、掃除機の需要が高まります。需要が高まっている時に査定してもらうと高値が付きやすいです。人気モデルの掃除機なら、より高価買取が期待できるので、積極的に依頼しましょう。
掃除機は分解してから処分した方がいいの?
一辺の長さが30cm以上(地域によっては50㎝)の掃除機は、粗大ごみ扱いとなります。分解して小さくすることで粗大ごみの対象外となり、一般ごみに捨てることができます。ただ、地域によっては分解しても粗大ごみ扱いになるところもあるため、事前の確認は必須です。
分解して一般ごみに出すことにより、無料で処分できるため「費用をかけずに処分したい」方にはおすすめです。
掃除機を分解するために必要な道具は、軍手とドライバーです。ドライバーを使って、掃除機本体のネジを抜いていくと、スムーズに分解ができます。分解が完了したら、パーツを分別して一般ごみとして処分しましょう。
ロボット掃除機やスティッククリーナーは、比較的簡単に分解できます。中には、複雑な掃除機もあるため、難しいと感じたら無理に分解しないようにしましょう。
掃除機を処分するときに注意すること
掃除機を処分する際には、注意すべきことがあります。
- バッテリーは別にして処分すること
- 買取依頼の際は使用年数を確認すること
適切に掃除機を処分するための重要なポイントとなるため、上記2点に気を付けましょう。
バッテリーは別にして処分すること
バッテリー付きの掃除機を粗大ごみとして破棄する場合は、本体とバッテリーを分別してから処分します。バッテリーはリサイクルに出す必要があり、自治体では処分できないからです。
バッテリーは掃除機の取扱説明書を確認して取り外しましょう。その後、端子を絶縁テープでふさぎ、ホームセンターや市役所に設置してある「リサイクルボックス」に入れましょう。
買取依頼の際は使用年数を確認すること
掃除機を買取依頼に出すときは、はじめに使用年数を確認してください。購入から5年経過した掃除機は、内部が劣化している可能性が高く、買取が難しくなります。
さらに、メーカーが掃除機の修理に必要な部品を保管する期間は6年とされています。6年が経過すると生産が終了し、掃除機の修理が不可能となってしまいます。購入から2~3年以内の掃除機を買取依頼に出すのがおすすめです。
掃除機の処分なら「すぐ片付け隊」にご連絡ください!
処分したい掃除機が、まだ年数が浅く使える状態なら買取へ出しましょう。もし、故障や買取不可で破棄するのであれば、不用品回収業者への依頼をおすすめします。
不用品回収業者のプロである「すぐ片付け隊」では、掃除機の引き取りを行っています。お問い合わせいただければ、最短で即日対応します。
お見積りも無料で承っていますので、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。