使わなくなった車を廃車処分する方法7つ!費用相場や確認事項も解説!

使わなくなった車や事故車は、そのまま放置しているだけで費用がかかります。そのため早めに廃車処分する必要がありますが、さまざまな手続きがあるので少し厄介です。

車を処分するといっても、廃車にするほか買取による処分もあり、処分したい車の状態によって方法が大きく変わります。

この記事では、使わなくなった車を廃車処分する方法をご紹介いたします。また、どのような車なら買取に出すとよいか?なども詳しく解説しますので、最後までご覧ください。

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【まだ走る車】使わなくなった車を廃車処分する方法

処分を検討している車が問題なく走る場合は、お得に処分できる可能性が高いです。

まだ走る車を廃車処分にすると費用がかかりますが、以下で解説している方法であれば無料で処分できます。

方法1.中古車として売却する

中古車の買取業者に依頼をすると、車を処分できるだけではなくお金に変えることができます。さらに面倒な廃車手続きも同時にしてくれるため、とても便利です。

ただ、業者によって買取の査定額に大きな差が出ることがあり、同じ車でも100,000円以上の違いが発生する場合もあります。1社だけではなく複数の業者に査定依頼をして、査定額が最も高いところで買取ってもらうのがおすすめです。

方法2.ディーラーへ下取りに出す

使わなくなった車を処分した後に新規で購入を検討している場合は、ディーラーへ下取りに出しましょう。下取りで売却できれば、その分のお金を新しい車の購入にあてることができるのでお得です。

注意点は「下取りする車と同じメーカーの車を購入すること」などの条件が付いている場合があることです。また、下取りは新しい車を買う際の割引扱いになることが多く、明確な査定額が分かりにくいというデメリットもあります。

中古車の買取業者と比較すると安くなる傾向がありますが、古い車の処分から新規購入までの手間は減るので、ご自身の都合に合わせて検討してみましょう。

方法3.知り合いに譲る

友人や車を欲しがっている人に、使わなくなった車を譲る方法です。車を譲るときには、譲渡証明書や車検証などの書類を揃えて、名義・任意保険の変更手続きを行います。

面倒だからといって手続きをせずにいると、事故が起きたときなど大きなトラブルに発展する恐れがあります。さらに無料・有料で譲るのか?などの金額面でのルールも事前にしっかりと決めておくことが大切です。

未然に大きなトラブルを防ぐためにも、車は信頼できる人に譲ることをおすすめいたします。

【もう走らない車】使わなくなった車を廃車処分する方法

事故車や何年も乗らずに放置して走らなくなった車は、処分方法が少し異なります。

費用がかかることもありますが、まだ走る車の処分方法と同じくお得に廃車処分できる方法もあるのでご安心ください。

方法1.廃車専門の不用品回収業者に依頼をする

不用品回収業者の中には廃車専門で回収を行っている業者が存在します。業者によって有料・無料に分かれますが、車の種類や状態がよいものは買取もしてくれます。

車の引き取りだけではなく、解体・廃車手続き・手続き完了後に行う証明書の発行まで対応してくれるのは嬉しいポイントです。「時間をかけずに早く車を処分したい」という方におすすめの方法となります。

ただし、不用品回収業者に依頼する際はネットで業者の実績や口コミをチェックして、評判のいいところを選びましょう。悪徳業者に依頼をすると、高額請求されるなどの危険があるので要注意です。

方法2.ネットオークションに出品する

走らなくなった車でも、ネットオークションに出品することが可能です。車が壊れていても使えるパーツがあるため、車の修理業者がネットオークションを利用しています。

人気の車種であれば買取業者よりも高く売れる場合もあるので、希望の価格以上で売却できる可能性もあります。

ただ、出品の際にシステム利用料がかかることを頭に入れておきましょう。また、売却後に購入者と廃車手続きの確認をするなどトラブルを防ぐための準備も大切です。

方法3.廃車買取の専門業者に買取依頼をする

車の買取業者といえば、中古車の買取業者を想像する方が多いかと思います。あまり知られていませんが、廃車を専門に扱う買取業者もあります。

事故車や劣化で走らなくなった車は、中古車としての価値はありません。しかし、使えるパーツやリサイクルになる部品も多く、利用価値が高いです。

お金に換えることができる可能性が高いため、無料の引取サービスや廃車処分にする前に、買取業者へ依頼してみてください。さらに、買取と併せて廃車手続きを無料代行している業者もいるので、費用だけではなく処分の手間も抑えることができます。

方法4.廃車手続きをして解体する

「廃車の手続きは業者に依頼しないとできない」と思っている方も多いですが、実は書類を揃えれば自分でも手続きができます。廃車の手続きには一時抹消登録と永久抹消登録の2種類があり、それぞれの意味は以下の通りです。

一時抹消登録一時的に公道を走行できなくするための手続き
永久抹消登録永久的に公道を走行できなくするための手続き

長い期間、車を利用しない場合や盗難にあった場合などは一時抹消登録で廃車にします。対して、完全に乗らなくなった車を処分・解体する場合に行うのが永久抹消登録の手続きです。

永久抹消登録をするときは、自動車検査証・申請書・手数料納付書・所有者の印鑑証明・などの書類を持って運輸支局で手続きします。手続きだけではなく、車を解体する業者も自分で手配しなければいけません。走らない車の場合はレッカーを呼ぶ必要もあるため、他の方法に比べて手間がかかります。

車を廃車処分する際の費用相場

使わなくなった車を廃車処分する際には、処分費用がかかります。自分で廃車手続きをする場合はリサイクル料金・レッカー料金・解体料金が必要となり、以下が各料金の相場です。

リサイクル料金
(平成17年以前に新車登録された車のみ発生)
約10,000~20,000円(普通車)
レッカー料金約15,000~20,000円
解体料金20,000円前後

なお、ディーラーに依頼した場合はレッカー料金・解体料金・廃車手続き料金を合計して約50,000~60,000円ほどかかります。ディーラーは廃車買取の業者に依頼をして解体や廃車手続きを行うため、手数料が割高になります。費用をかけずに廃車処分をするなら廃車専門の買取業者に依頼するのがおすすめです。

買取査定で値段が付かなかったときの対処法

何年も運転せずに放置している車や事故車などは、買取依頼に出しても査定額が0円になる場合があります。たとえ0円査定でも、買取業者を変えることで値段が付く場合もあるため、すぐに諦めないでください。

下取り業者や中古車の買取業者は、廃車の買取に力を入れていないことが多いので0円査定になる可能性が高いです。一方、廃車専門の買取業者は車の状態よりも部品の状態を重要視するため、値段が付くことがほとんどです。

「査定額が0円だった車を別の業者に依頼をしたら、高額で買取ってもらえた」というパターンもなきにしもあらず。複数の買取業者に査定依頼をすることがポイントです。

車を廃車処分する前に確認しておくべきこと

使わなくなった車を廃車処分する前に、必ず確認しておいていただきたいことを2つご紹介いたします。

  • 自動車税の還付を調べる
  • 買取に出す前に車内の掃除をしておく

処分する前に上記2点のことを注意しておくと、お得に車を廃車処分できるので実践してみてください。

自動車税の還付を調べる

車は廃車処分をすると、今まで支払い続けてきた税金が戻ってくる場合があります。普通車の場合、廃車の登録が完了した翌月~3月までの自動車税が還付される仕組みとなります。特別な申請は必要なく、廃車手続き後に自動車税の事務所から通知が届くので安心です。

自賠責保険料は更新から1ヵ月以上の期間が残っていた場合、残りの月分が戻ってきます。保険料は、廃車手続き後に保険会社へ自分から申し込みしなければ、還付金を受けることができません。

また、自動車重量税も車検の期間が1ヵ月以上残っていれば、有効期間の終了日までの金額が還付されます。重量税は廃車手続きをする際、同時に申し込みができるので忘れずに行いましょう。ちなみに軽自動車に関して、保険料・重量税の還付はありますが、自動車税の還付はないため注意が必要です。

買取に出す前に車の掃除をしておく

使わなくなった車を、廃車処分ではなく買取に出す場合は、車をきれいにしておくことで査定額をアップできます。金額が大きく変わるわけではありませんが、洗車をしておけば査定士に好印象を与えることができます。

車内の汚れや匂いは減額対象となるので、可能な限りきれいに掃除をしておきましょう。

査定額も大事ですが、今までお世話になった愛車に感謝の気持ちを込めて掃除をしてからお別れするのもよいのではないでしょうか。

廃車処分のご相談は『すぐ片付け隊』まで!

使わなくなった車を処分する方法は、買取に出す・人に譲る・廃車にするなどさまざまあります。もし処分方法に迷ったり「車以外にも処分したいものがある」という場合は、すぐ片付け隊にご相談ください。

不用品回収業者のプロ『すぐ片付け隊』は、使わなくなった車の廃車サービスも行っています。お見積りも無料で承っていますので、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。