冷凍庫の処分方法は?無料の方法や電源を抜く時期、業者選びの注意点を解説

一度購入したら何十年と使うものなので、買い替える機会も少ないことでしょう。そのため急に冷凍庫が壊れたり、古いから新しく買い替えようとしても、冷凍庫の処分方法が分からず悩む方も多いかと思います。

そこで、この記事では冷凍庫を処分する方法についてご紹介していきます。冷凍庫を処分する際の費用や業者を選ぶ時の注意点、処分する際に事前に準備しておくべきことなどもお伝えしていきますので、あわせてご覧ください。

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冷蔵庫は粗大ゴミで処分できない


冷凍庫は、エアコンやテレビなどと同じく家電リサイクル法の対象となっているため、家庭の粗大ごみに出すことはできません。かつては冷凍庫を含む家電製品は粗大ごみとして扱われていましたが、2001年に冷凍庫やエアコンなど4品目が家電リサイクルの対象となり、必ずリサイクルにしなければいけないこととなりました。

関連リンク:家電リサイクル法とは

冷凍庫の処分方法は、無料・有料・買取など様々な方法があり、処分するだけなのか?処分後に新しく冷凍庫を購入するのか?によっても変わります。以下に無料・有料で処分する方法にそれぞれ分けましたので、あなたに合った方法を見つけてみてください。

無料処分ネットオークションに出品する
リサイクルショップに持って行く
有料処分購入したお店で引取の依頼をする
家電量販店に引取の依頼をする
家電製品協会の指定場所に持っていく
不用品回収業者に回収を依頼する

冷凍庫を処分する時の費用

実際に冷蔵庫を処分する際にかかる費用を見てみましょう。

今回ご紹介する処分費用の目安はリサイクル料金と収集運搬料金の合計金額です。

冷蔵庫のサイズリサイクル料金
(税込)
収集運搬料
(税込)
合計金額
(税込)
170L以下
(主に一人暮らしの2ドア)
3,740円2,200円〜3,300円5,940円〜7,040円
170L以上4,730円2,200円〜3,300円6,930円〜8,030円

家電リサイクル券とは?

家電リサイクル券とは、2001年に家電リサイクル法が制定された時にできたもので、家電量販店や家電製品協会指定の場所で冷凍庫を処分する際に必ず必要となる券です。

  • 冷凍庫を含む家電4品目が正しくリサイクルされたという証明
  • 処分した物の引取状況の確認

という2つの役割を担っており、家電リサイクル券には冷凍庫の内容積やメーカー名といったことを記入する欄があります。

必要事項を記入後に郵便局または家電量販店でリサイクル料金を支払うことで、消費者としてのリサイクルの義務を果たしたということになります。

【無料】冷凍庫を処分する2つの方法

無料で冷凍庫を処分する方法には、

  • ネットオークションに出品する
  • リサイクルショップに持っていく

という2つの方法があります。無料とはいえ状況によっては冷凍庫の処分代以外の費用が少しかかる場合もあるので、そのあたりもしっかり頭に入れておきましょう。

ネットオークションに出品する

ネットオークションに出品する方法は配送料がかかるものの、冷凍庫を処分する際に必要なリサイクル料金をかけずに処分ができます。当然、冷凍庫が壊れていて使用できないものは出品できませんが、問題なく使用できて綺麗なものであれば買い手がつくことが多いです。

自分の希望価格で売却できれば、売上が自分の元へ入ってくるのでお得です。ただし、出品したからと言って必ずしも売れるというわけではないので、急いで冷凍庫を処分したい方にはあまりおすすめしません。

注意点は、購入者が現れたら梱包から発送作業までを自分で行わなければいけないところです。費用は安く抑えることができますがその分手間がかかるので、メリット・デメリットを考えて選んでみてください。

リサイクルショップに持っていく

冷凍庫をリサイクルショップで買い取ってもらう条件として、壊れていないことや年式が古くないものなどが挙げられます。綺麗な冷凍庫であることはもちろん、型が新しいものは高値で売却できる可能性があります。逆に、古い冷凍庫や汚れ・傷が多い場合などは買い取り不可能になることも珍しくないです。

一般的に使用5年以内であれば買い取り可能で、3年以内のものなら高値で買い取ってくれることが多いです。リサイクルショップの場合は基本的に自分で冷凍庫をお店まで運ぶ必要があります。ですが、無料出張サービスを行っている店舗もあり、事前に申し込むと自宅まで訪問して金額の査定から買い取りまで対応してくれます。また、ネットオークションに出品するよりも手間が少なく早く処分できるのもいいところです。

  • 冷凍庫の買い替えを検討していない
  • 処分したい冷凍庫が比較的綺麗で年式も古くない

という場合は、リサイクルショップで処分することを検討してみてはいかがでしょうか。ただ、買取基準は各リサイクルショップによって異なるので、事前にショップ店員さんへの確認を忘れないようにしましょう。

【有料】冷凍庫を処分する4つの方法

続いては有料で冷凍庫を処分する方法です。

  • 購入したお店で引取の依頼をする
  • 家電量販店に引取の依頼をする
  • 家電製品協会の指定場所に持っていく
  • 不用品回収業者に回収を依頼する

有料の場合は上記のように様々な処分方法がありますが、それぞれかかる費用の種類や金額は変わってきます。出張サービスは無料であっても『家電リサイクル料金』がかかったりするので、注意が必要です。

購入したお店で引き取りの依頼をする

もし、新しい冷凍庫に買い替える予定がなく、使用していたものを処分するだけという場合、冷凍庫を購入した店舗に依頼するのがベストです。なぜなら、家電製造業者は自らが製造した特定の家庭用機器の引取を依頼された時、家電リサイクル法により回収の実施を行わなければいけないからです。

購入した家電量販店さえ分かれば冷凍庫は必ず処分してくれるので、連絡をして確認するようにしましょう。購入した店舗が分からない・すでにお店が閉店しているといった場合は、家電4品目(エアコン・テレビ・冷凍庫(冷蔵庫)洗濯機)を取り扱っている別の店舗へ回収依頼もできます。

家電量販店に引き取りの依頼をする

家電量販店では、新しく冷凍庫を買う場合に関してのみ、使用している古い冷凍庫を引き取ってくれることがあります。新しい冷凍庫が自宅に届いた時に古いものと交換するという形で対応してくれるため、冷凍庫がなくて困ることはありません。

店舗によっては冷凍庫の回収のみ行っているお店や新しい冷凍庫を買う人に向けて割引特典を実施しています。基本的には引き取りの際に費用がかかりますが、交渉次第では古い冷凍庫を無料で回収してくれることもあります。

家電製品協会の指定場所に持っていく

家電製品協会指定の場所へ持参し回収してもらうという方法もあります。家電製品協会が指定する引取所の場所は全国各地にあり、誰でも利用することができます。

また、業者に頼む際に必要な運搬料金がかからないので、他の方法に比べて安く費用を抑えることが可能です。この方法は確実に冷凍庫を処分できますが、回収する時間が決まっていたり指定の場所まで自分で運ばなければいけないので手間がかかります。

指定取引所で回収してもらうには、お近くの郵便局などで『家電リサイクル券』を受け取って記入する必要があります。指定場所へ行く時は処分したい冷凍庫の他に家電リサイクル券を持参し、帰る時に控えの家電リサイクル券を受け取ることを忘れないでください。

不用品回収業者に回収を依頼する

「冷凍庫は重いし、余計な手間をかけたくない!」という方は、不用品回収業者に依頼することをおすすめいたします。他の処分方法と比較すると少し費用はかかりますが、冷凍庫以外に廃棄したい物があったら一緒に回収してもらうことで安くなる場合があります。

そして何より、大きくて重い冷凍庫を業者が運び出してくれるので、自分で行う必要がないのが嬉しいポイントです。ネットや電話で依頼の連絡をして、あとは業者に任せるだけなので手間がかかりません。

すぐ片付け隊では、冷凍庫の処分も承っております。お見積りはもちろん無料ですので、まずはお気軽にWEBフォームよりお問い合わせくださいませ。

冷蔵庫を処分する前の準備

冷蔵庫を処分する際に当日になって慌ててしまい、食品や飲み物を腐らしてしまったりしないために、前もって準備できることを把握しておきましょう。

中身をすべて出す

冷蔵庫を処分する前に、中身は必ず空にしておきましょう。食品や飲み物、調味料など使いきれない場合はクーラーボックスを用意し、新しい冷蔵庫に入れ直すまでの間しっかり冷蔵保存できるようにします。

1日前に電源を抜く

冷蔵庫の電源を抜く目的は「冷蔵庫内にたまったを溶かす」ことです。

電源を抜いてしばらくすると冷蔵庫内のが溶け出し、蒸発皿に溜まります。たまった水を捨てれば運び出す際に水が漏れだす心配もありません。

電源を抜いて数時間だとしっかりが溶けない可能性があるので、遅くとも処分する1日前には電源を抜いておきましょう。

冷蔵庫の水抜きをする

蒸発皿

一つ上でも説明していますが、溶けたの水を蒸発皿から捨てて下さい。

水が残っている状態ですと、運び出す際に水がこぼれてしまいます。

また、最近の冷蔵庫には「自動取り機能」がついているものもあり、取りの作業自体いらない場合もありますので、事前に自分の冷蔵庫の確認をしておきましょう。

運ぶためにドアを固定する

運び出しや処分の際にドアが勝手に空いてしまい、壁や物にぶつかってしまわないように、冷蔵庫のドアをテープなどで固定しましょう。

また、ドアだけでなく、電源のケーブルも併せてテープで固定しておくと運びやすくなりますので、併せて電源ケーブルも固定しておきましょう。

冷凍庫の処分を業者に依頼する時の注意点

世の中に冷凍庫を処分する業者は様々ありますが、その中には悪徳業者も存在もしています。なので業者を選ぶ時は注意が必要ですが、特に気を付けていただきたいのは不用品回収業者に依頼した時です。

悪徳業者の回収業者に捕まらないためには、以下の2点に注意をしてください。

無許可で行う回収業者に注意する

廃棄物の処分や清掃をする業者は、法律により『一般廃棄物収集運搬業』の許可を得る義務があります。ところが、不用品回収業者の中には無許可で営業しているところがあり、悪徳業者に依頼すると思わぬトラブルに巻き込まれる危険性があるため注意が必要です。

悪徳業者が不用品を回収して不適切な処理や不法投棄などを行うと、問題が起きた際に持ち主の責任となってしまいます。それが原因で火災等の事件が引き起こる場合もあるので、必ず事前に『一般廃棄物運搬業』の許可を得ている業者かどうか確認してください。

  • 無料で回収すると謳っている業者
  • 街中をトラックで巡回している業者

などは、悪徳業者である可能性が高いので絶対に依頼しないようにしましょう。

関連記事:廃品回収が違法なのは本当?トラブル回避するために違法業者を選ばない心構え

高額請求をしてくる業者に注意する

「はじめは無料と言っていたのにも拘わらず、不用品をトラックに乗せた後に高額請求された」という事例もあります。環境を守ることも大事ですが、後々辛い思いをしないためにも自分の身を守ることも大切です。

高額請求をしてくる業者に捕まらないためには、回収をお願いする前にしっかりと見積りを出してもらうことです。見積りの時点で料金を請求してきたり内訳が曖昧だったりすると、後から追加で高額な費用を払うことになるかもしれません。

  • 見積りが無料
  • HPでしっかりと顔出ししていて会社登記もしている
  • ネットで検索した時に住所がしっかりと表示される

上記の条件が当てはまっている業者は優良業者と言えますので、参考にしてみてください。

冷凍庫の処分はすぐ片付け隊にお任せ!

不用品回収ならすぐ片付け隊におまかせ!

冷凍庫は家電リサイクル法の対象となっているので、処分する時に準備するものがあったり特別なルールがあります。業者や処分方法によって費用や条件が大きく変わります。

処分する際は本記事でご紹介した前準備をしっかりと行っていただき、スムーズに行えるようにしておきましょう。

すぐ片付け隊では冷蔵庫などの家電リサイクル法対象の家電も承っています。最低取引金額11,000円~から受け付け可能なので、冷蔵庫の処分と同時にご家庭にある不用品も同時に回収させていただきます。ぜひ不用品回収ならすぐ片付け隊までご依頼ください。