天気を気にせず洗濯物をすぐに乾かすことができる衣類乾燥機。とても便利な生活家電のため、家族だけではなく一人暮らしの方もお持ちだったりするかと思います。
そんな衣類乾燥機ですが、早々に変えるものではないので壊れたり買い替えたいと思った時、どのように処分すればいいか分からなくなることでしょう。
この記事では、衣類乾燥機の正しい処分方法についてご紹介していきます。衣類乾燥機の処分に対する悩みが少しでも解決できれば幸いです。
衣類乾燥機の処分方法

「衣類乾燥機は普通に粗大ごみに出していいんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、実は自治体のごみとして処分することはできません。
処分方法は何種類もあり、衣類乾燥機の状態のよって適切な方法があるので、ここでは『使用できる状態とそうでない状態』に分けて解説していきます。
まだ使用できる衣類乾燥機の処分方法
処分したい衣類乾燥機がまだ問題なく使用できる場合、無料で処分することができる可能性が高いです。基本的に家電を処分する際には費用がかかりますが、
- ネットオークションに出品する
- リサイクルショップで買い取ってもらう
上記のような方法で買い取ってもらえれば、お得に処分ができます。ただし、買い取ってもらうには高機能・汚れがなく綺麗・型が新しいなど条件付きの場合もあるので、お持ちの衣類乾燥機の状態を確認してみましょう。
ネットオークションに出品する
インターネット上のオークションやフリマアプリで衣類乾燥機を出品し、売却できれば処分ができます。ネットオークションやフリマアプリは無料で登録ができ、誰でも気軽に利用が可能です。
- メーカー名
- 商品名
- 使用年数
- どのような状態か?特徴はどんなものか?
- 金額
上記のように処分したい衣類乾燥機の詳細を記載し、買い手が見やすいように現物の写真を撮影して投稿すれば出品ができます。自宅にいながらできるので簡単ですが、出品したからと言って必ずしも売れるというわけではないので、早く処分したい方にはあまり向かない方法となります。
また、個人とのやり取りの中でトラブルがあった時は少し面倒になるので、買い手とのやり取りや梱包作業などは慎重に行うようにしましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
生活家電等を取り扱っているリサイクルショップに衣類乾燥機を持っていき、査定後に買い取ってもらう方法です。買取基準は、各ショップによって異なっており、
- 問題なく使うことができる
- 製造年が2年~5年以内
- 最新モデルのみ
- 最大で10年前のものまでOK
上記のように様々あり「せっかくお店まで運んだのに買い取ってもらえなかった」とならないよう、ショップへ持っていく前に必ず店員さんに確認しましょう。たとえ買取金額が低くても、買い取ってもらうことができればその場ですぐに対応してくれるので早く処分できます。
自分で衣類乾燥機をショップまで運ぶのが基本ですが、お店によっては自宅まで来て査定してくれます。「年式が古くて買い取ってもらえるか不安」という方や「車がなくて自分で運ぶのが難しい」という場合は、出張査定サービスを行っている店舗に依頼をしてみましょう。出張費用も無料のところもあれば有料のところもあるので、この辺りも事前の確認を忘れずにしてください。
使用できなくなった衣類乾燥機の処分方法
壊れて使えなくなった衣類乾燥機は、当然のことながら買い取ってもらうことはできません。そのため、別の方法で処分が必要となるのですが、衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象商品に指定されているため、リサイクルに出す必要があります。
処分する時には『リサイクル料金』と『収集運搬料金』という2つの費用を支払うのが決まりです。以下に、使用できなくなった衣類乾燥機をリサイクルに出す方法をまとめましたので、ご覧ください。
衣類乾燥機を購入した店舗に引き取りの依頼をする
衣類乾燥機を購入した店舗であれば、お店に持っていくと処分をしてくれます。最も費用を安く抑えることができて手間もあまりかからないので、処分法としては得策と言えます。しかし、お店の場所を忘れていたり、すでに閉店していたりしている場合は残念ながら引き取りは難しいです。
もし系列店があった場合は相談すると対応してくれることもありますので、一度声を掛けてみましょう。店舗まで自分で衣類乾燥機を運び、リサイクル料金と収集運搬料金を払う流れとなります。お店の出張回収サービスを利用した場合は料金が発生するのでご注意ください。
家電量販店で引き取ってもらう
使用できなくなった衣類乾燥機を処分した後、新規購入を検討しているのであれば、家電量販店に処分を依頼しましょう。家電量販店の中には、新規購入をする代わりに古い衣類乾燥機を引き取るサービスを行っています。新しい衣類乾燥機が自宅に届いたタイミングで古い物と交換する形で回収してくれるのでとても楽です。
また、処分したい衣類乾燥機を下取り(実質的な値引き)をしていることもあるため、店員さんに相談するのもおすすめです。なお、店舗によっては新規購入する衣類乾燥機は『処分する物と同じ品目・決められた金額の製品のみ』などの条件付きの場合があります。
加えて、リサイクル料金や収集運搬料金の額なども店舗によって違いますので、新しい衣類乾燥機を買う前に確認することが大切です。
指定引取場所に持っていく
全国各地にある指定取引場所に直接衣類乾燥機を持っていき、処分してもらう方法です。自分で取引場所まで運ぶため少し手間ですが、その分、収集運搬料金がかからないので費用を抑えることができます。
処分する際、事前に郵便局で家電リサイクル料金を支払っておくとスムーズです。リサイクル料金を支払うとその場でリサイクル券が発行されますので、衣類乾燥機と一緒に指定引取場へ持っていきましょう。
指定引取場所については、『一般社団法人家電製品協会家電リサイクル券センター』のホームページより調べることが可能です。衣類乾燥機を車に積むのが難しかったりレンタカーを借りたりする場合は、余計な費用や労力がかかるので、別の方法を検討しましょう。
地方自治体に問い合わせる
「購入した店舗に回収してもらいたかったけど、お店が分からなかった」「買い替えずに処分だけしたい」という方は、住んでいる自治体に直接連絡をしてみましょう。
自治体へ処分方法について問い合わせると、代わりに引き取りにきてくれたり別業者を紹介してくれたりします。自治体によって対応や料金は異なるので問い合わせた時に確認が必要ですが、自治体からの紹介というのは安心感があります。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼をすると、衣類乾燥機を自宅まで引き取りにきてくれます。自分の好きな日時を指定でき、問い合わせ後に即日対応してくれる業者がほとんどなので、すぐに処分したい方におすすめです。重くて一人で持ち運べなかったり、高層マンションに住んでいて運搬が難しかったりする場合でも対応してくれるので便利です。
また、不用品回収業者の場合、不用品の数が多いと割引になって安くなる場合もあります。衣類乾燥機以外に処分したいものがあるのであれば、一緒に回収してもらうようにしましょう。ただし、不用品回収業者に依頼する際には、悪徳業者に引っかからないように注意する必要があります。
- 回収してもらった衣類乾燥機を不法投棄された
- 無料で回収すると言われたのに後から高額請求された
- 見積りの2倍以上の額を請求された
といったようなトラブルも少なくありませんので、業者の甘い言葉には乗らずに慎重に選ぶようにしてください。
- 古物商許可証を得ている業者
- 業者のホームページや住所、電話番号(固定電話)がしっかり存在している
上記の条件に当てはまっている業者は優良業者の可能性が高いので、業者選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。すぐ片付け隊はもちろん、ご安心してご依頼いただけるように企業努力しております。お見積りは無料ですので、まずはご相談くださいませ。
※回収依頼が多い時期や状況によって、単品や少量での不用品回収をご遠慮頂くこともございます。予めご了承ください。
衣類乾燥機を処分する時の費用

「衣類乾燥機を処分する上で、どれくらいの費用がかかるのか?」といった内容は特に気になるところです。衣類乾燥機を処分する際に発生する『リサイクル料金』と『収集運搬料金』は、各業者やメーカーによって変動します。
さらに、衣類乾燥機の種類や大きさ、状態などによっても変わることもあり様々です。以下に、リサイクル料金と収集運搬料金の費用相場を解説していますのでご覧ください。
リサイクル料金
リサイクル料金は、特定家庭用機器に指定されている家電製品を処分する際に発生する料金のことです。
- 家電販売店・回収業者・指定引取所にて直接支払う
- 事前に郵便局で支払う
上記のような2つのパターンがあります。郵便局で振り込む場合は、振込手数料がかかりますので頭の片隅においておきましょう。
衣類乾燥機の場合、リサイクル料金の費用相場は『約2,400~3,300円』となっています。大手の家電量販店は、衣類乾燥機のメーカーごとにリサイクル料金が分かれており『約2,500~3,500円』が相場です。
衣類乾燥機のリサイクル料金の費用相場 | 約2,400~3,300円 |
収集運搬料金
収集運搬料金とは、販売店や回収業者が引き取った家電製品を指定取引場所まで運ぶ際に発生する料金のことです。消費者もリサイクルに協力するという形で、排出場所から指定取引場所までの運搬料を負担する決まりとなっています。
収集運搬料金は販売業者が定めており、各店舗によって変わりますが相場は『約1,080~3,000円』です。建物の2階以上に設置されている場合や運び出すのが困難な場合などは、追加で費用がかかることがあります。
大手の販売業者の中には、衣類乾燥機の種類や大きさに拘わらず一律で金額を設定しているところもあります。
衣類乾燥機の収集運搬料金の費用相場 | 約1,080~3,000円 |
壊れた衣類乾燥機は修理した方が良いの?

衣類乾燥機が故障した時、処分して新しいものを購入すべきか修理に出すべきか悩むこともあるかと思います。そんな時は、衣類乾燥機の使用年数で決めることをおすすめいたします。
衣類乾燥機の寿命は6~10年とされており、寿命を迎えたものを修理してもまた不具合が出てしまう可能性があります。さらに、製造から5年以上経っていた場合、修理に必要な部品の製造が終了していることもなきにしもあらずです。
修理費も約2,000~30,000円ほどの金額がかかるうえ、出張費もかかってきますので、メーカーの保証期間内でなければ買い替えを検討した方が良いでしょう。
衣類乾燥機を長く使うためのコツ

衣類乾燥機は日頃から綺麗にしておくことで、長持ちさせることができます。
もし、古い衣類乾燥機を処分後に新しいものを購入しようと考えている方は、今後の参考にしてみてください。
フィルターを掃除する
衣類乾燥機のフィルターはホコリがたまりやすい場所なので、常に掃除をしておくことが大切です。
フィルターにホコリがたまって目詰まりを起こすと故障の原因になるので、使う時にチェックをして汚れていたら取り除くようにしましょう。
最低でも月に1度掃除機などで綺麗にするだけで、衣類乾燥機本体を長持ちさせることができます。
排水ホースを掃除する
排水ホース部分はついつい放置しがちですが、常に清潔な状態に保っておくことで衣類乾燥機を長持ちさせることができます。
排水ホースは水がたまりやすい部分で、そのままにしておくと詰まりや破損、劣化に繋がりますので、使用後はホース内部の水を捨てるように心がけましょう。
特に、冬の時期は凍結が原因で劣化を進行させてしまうこともあるため注意が必要です。
衣類乾燥機の処分は自分に合った方法で!
衣類乾燥機は家電リサイクル法に基づいて処分をしなければいけないので、少し厄介ではあります。
お持ちの衣類乾燥機の状態や使用年数によって適切な処分方法が異なります。この記事でご紹介した方法の中であなたの状況にあった処分の仕方を見つけてみてください。