「引っ越しをするから自宅の本を片付けたい」「読まなくなった本を整理したい」など、本を処分する理由は人それぞれです。
本の処分方法は、破棄する・買取に出す・寄付する3つに分類されます。処分の選択肢がたくさんあると、どの方法で処分すればいいか悩むことでしょう。
この記事では、本を処分する方法10選をご紹介いたします。また、本を高値で買い取ってもらうためのコツや売却できなかったときの対処法も併せて解説します。
本を処分する際の料金相場
本を破棄する際にかかる費用や買取金額の相場を一覧表にしたので、ご覧ください。
資源ごみとして自治体に出す | 無料 |
古紙回収センターに持っていく | 無料 |
不用品回収業者に依頼する | 1冊~要相談 軽トラック積み放題プラン20,000~25,000円 |
古本を販売している店舗に持ち込む | ・単行本(全巻セットの場合)1,500~8,000円 ・文庫本100~800円 ・洋書50~600円 ・ビジネス書200~1,500円 |
出張・ 宅配買取の業者に依頼する | 1冊300~6,000円 |
ネットオークションやフリマアプリに出品する | 約400~1,500円 |
【破棄する場合】本の処分方法
はじめに、本を破棄して処分する方法から紹介します。
- 資源ごみとして自治体に出す
- 古紙回収センターに持っていく
- 不用品回収業者に依頼する
上記3つの中で、資源ごみ・古紙回収センターに出す場合は無料で処分可能です。不用品回収業者への依頼は有料ですが、メリットも多いので候補の1つとして検討してみてください。
方法1.資源ごみとして自治体に出す
本は資源ごみとして自治体に出すことができます。可燃ごみや不燃ごみに出すと引き取ってもらえないことがあるため、ご注意ください。新聞紙や雑誌と同じく、指定された日に必ず資源ごみに出しましょう。
資源ごみへ出す場合は、サイズや雑誌・ハードカバーなど種類ごとに分けると紐で縛りやすくなります。バラバラの状態でごみ置き場に置くと回収してくれない場合があります。
また、緩く縛ってしまうと、通行人に気に入った本を抜き取られてしまう恐れもあるため、紐はしっかりと強く縛りましょう。
方法2.古紙回収センターに持っていく
忙しくて自治体の資源ごみの日に合わせて破棄するのが難しい場合は、古紙回収センターに持参しましょう。
古紙回収センターのほとんどが、24時間いつでも本の回収を行っています。車に乗ったまま本を運び入れることができるため、簡単に処分可能です。「本が大量にあってまとめて処分したい」方におすすめの方法です。
古紙回収センターの中には、ポイントカード制度を設けている場所もあります。本を持ち込むとポイントが付き、スーパーなどで利用できる大変お得なカードです。
方法3.不用品回収業者に依頼する
「大量の本を処分したいけど、車がなくて自分では持ち運べない」場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者なら電話1本で自宅まで訪問し、まとめて本を回収してくれます。自分で運ぶ必要がないため、手軽に処分できます。
本以外にも、家具や家電なども回収してくれるため、引っ越しなどでいらないものを一気に処分したい場合におすすめ。
ただし、本の処分を不用品回収業者に依頼すると、場合によっては可燃ごみとして破棄されてしまいます。「リサイクルに出したい」と思っている方は、事前に業者へ確認をするまたは別の方法で処分を検討しましょう。
【買取に出す場合】本の処分方法
本を買取に出して処分する方法には、以下4つの方法があります。
- 古本を販売している店舗に持ち込む
- 出張買取の業者に依頼する
- 宅配買取業者に依頼する
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
本の状態がキレイ・珍しい本を持っている場合は、買取依頼に出してみましょう。
方法1.古本を販売している店舗に持ち込む
古本の販売店に、直接本を持っていくとその場で査定してくれます。数分で査定が終わり、すぐに現金化できるのが嬉しいポイント。
ただ、直接店舗まで運ぶ必要があるため、処分したい本が大量にある場合は大変です。古本の販売店は、数本だけ処分したい場合に適した処分方法です。
方法2.出張買取の業者に依頼する
出張で古本を買取する業者に本の処分を依頼すると、自宅まで来てくれて査定~買取まで対応します。不用品回収業者と同じく、自分で運搬する必要がないため、気軽に依頼ができます。
注意点は、出張買取の条件として「本の数が30冊以上」などの決まりがあることです。数本では受け付けていない業者がほとんどなので、あらかじめ業者の公式サイトなどで買取条件を把握しておきましょう。
また、査定~買取の手続きまで自宅内で行うため、長時間スタッフが部屋にいることになります。他人が自宅内に長時間いることに抵抗がある方には、あまりおすすめしません。
方法3.宅配買取業者に依頼する
「大量の本を買取に出したいけど、他人を自宅に入れることに抵抗がある」「本を見られるのが恥ずかしくて出張買取に依頼できない」場合は、宅配の買取業者への依頼がおすすめ。
業者が送ってくれた段ボールにいらない本を詰めて送るだけで処分が完了します。業者のほとんどが無料で宅配買取の対応をしており、送料の心配はありません。買取金額は、専門書に限り高価買取するなど、本の種類や業者によって大きく異なります。各業者の特徴を押さえておくことが大切です。
ちなみに、宅配の買取業者の場合、入金までに時間がかかるので「すぐに現金化したい」と思っている方には不向きといえます。早く現金化したい方は、出張買取もしくは直接店舗に持参することをおすすめします。
方法4.ネットオークションやフリマアプリに出品する
本はネットオークションやフリマアプリに出品できます。話題の本や珍しい本、専門書は売れやすいジャンルです。
フリマアプリへは本のバーコードを読み取るだけで簡単に出品ができ、とても便利です。さらに、販売価格を自分の好きな金額に設定できるのもいいところです。もし金額設定に迷ったら、アプリ内で処分したい本を検索し金額相場を確認してみましょう。
フリマアプリへ出品する際は、本の状態を細かく明記することを忘れないでください。汚れや傷がある場合はアプリ内の詳細欄に記入しておけば、未然に購入者とのトラブルを防げます。
【寄付する場合】本の処分方法
本を寄付する方法には、以下3つの方法があります。
- チャリボンを利用する
- 学童保育施設に送る
- 図書館に寄贈する
「買取に出せないけど、破棄するのはもったいない」場合には、寄付をする形で本を処分するのがおすすめです。
方法1.チャリボンを利用する
チャリボンとは、バリューブックスという本屋が行っている「本で寄付する」サービスのこと。お客さんから寄付してもらった本をお金に変えて、NPO団体に寄付します。破棄や買取ではなく人の役に立つ方法で、本を処分したいと思っている方に最適です。
ただし、どんな本でも寄付を受け付けているわけではありません。
- 漫画雑誌
- 百科事典
- ISBNのない本
- 個人出版の本
上記のような本などは、取り扱い対象外のためご注意ください。
方法2.学童保育施設に送る
保育園や幼稚園などの保育施設の中には、本の寄付を受け付けているところがあります。
- お子さんが大きくなって読まなくなった本
- 自分が幼いころに読んでいた絵本
上記の本がある場合は、保育施設に寄付しましょう。とはいえ、すべての保育施設で本の寄付を受け付けているわけではありません。いきなり送るのは保育施設に迷惑がかかる可能性があるので、必ず確認してください。
方法3.図書館に寄贈する
図書館は、基本的に本の寄付を受け付けていませんが、稀に寄付を引き受けている場所があります。
ただ、人気の本はすでに揃っていることが多く、珍しい本以外は引き受けていないのが現状です。本の状態や図書館の収納スペースの状態によっても寄付できない場合もあります。
まずは、お近くの図書館に問い合わせて聞いてみましょう。
高値で本を買い取ってもらうためのコツ
せっかく本を買取に出すなら、少しでも高く買い取ってほしいものです。本を高値で買い取ってもらうには、以下2点を意識するとよいでしょう。
- 本をきれいな状態にしておく
- ISBNコードの有無を確認する
少し工夫をするだけで査定額が高くなる可能性が上がるため、試してみてください。
本をきれいな状態にしておく
本の状態をキレイにしておくだけで、査定額がアップすることがあります。買取金額は、新作・旧作に関係なく新品の状態に近いほど高くなります。
本はホコリが付きやすいので、はたきやモップなどで拭いてキレイにしておきましょう。年代が古く、価値があるか分かりにくい本は、美術書店や古書書店などで高値が付く場合もあります。見た目をキレイな状態にしてから、買取依頼に出すことをおすすめします。
ISBNコードの有無を確認する
本を買取に出す際は、本のISBNコードを必ず確認しましょう。ISBNコードとは、書籍を特定するための番号のことです。
本の裏側にはISBNコードが記載されており、コードがない本は買取不可になることが多いです。高額買取が期待できる価値の高い本でも、ISBNコードがないと買い取ってもらえません。買取依頼に出す前にチェックすることをお忘れないでください。
保存状態が悪くて売却できない本の対処法
何年も放置していて状態が悪い本は、売却できません。本のダメージが大きく買取に出せない場合は、資源ごみとして処分しましょう。
古紙回収所などに持っていくと、新しい紙として生まれ変わります。自治体以外にも、製紙会社や町内会などで古紙回収をしている場所を探してみてください。
周囲の目が気になって本が捨てられないときの対処法
本を自治体の資源ごみとして出す際に「処分したいけど、近所の人に見られるのが恥ずかしい」と思う方もいるのではないでしょうか?
周囲の目が気になる場合は、雑誌と雑誌の間に見られたくない本を挟むと見えなくなるのでおすすめです。他にも以下のような方法を行えば、誰にも本を見られずに処分できます。
- シュレッターにかけて可燃ごみとして処分する
- 段ボールに入れて宅配買取を利用する
- 機密情報処理サービスを利用する
機密情報処理サービスは、段ボールに入れた本を未開封のまま溶解処理を行うものです。中身を見られることなく、簡単に処分ができるので検討してみてください。
本の処分でお悩みなら「すぐ片付け隊」にご連絡を!
状態がよい本なら買取に出してみるのがおすすめですが、ボロボロで買取に出せない本は処分に困ります。もし「処分したい本がたくさんあって1人で片付けるのが大変」と悩んでいるのであれば、すぐ片付け隊にご連絡ください。
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