ゴミ屋敷問題の通報と相談|効果的な通報とは

ゴミ屋敷問題で困っているときは、どこに通報して誰に相談すれば良いのでしょうか。警察や自治体などがパッと浮かぶと思いますが、通報する先はそれだけではありません。一刻も早く何とかしたいゴミ屋敷問題について、どこに通報してどのように相談すればいいかをお伝えします。

ゴミ屋敷で困ったときの通報先は?

ゴミ屋敷問題の通報については、住んでいる地域の人とのつながりを使うべきです。問題意識を共有しやすいため、相談に対する共感をえられるメリットがあります。相談された相手も身近に起きている問題として、冷たく断ることをしないで真剣に考えてくれるでしょう。

町内会に通報する

ゴミ屋敷問題は居住地域で発生していますので、町内会に通報して相談してください。まずは住民の世話役である班長さんに通報します。通報して相談する際は、町内会の会長や副会長に話を通してもらえるようにお願いしましょう。

町内会の方であれば、ゴミ屋敷の状況を知っているので、簡単な説明だけで理解してもらえます。町内会としても困っている場合が多いため、一緒になって何らかの行動を起こしてくれるでしょう。ただし面倒な対応やトラブルを嫌って、のらりくらりとはぐらかされる場合もありますので、話が進まないときは次の対策を考えるようにしましょう。

民生委員に通報する

地域の世話役として民生委員が活躍していることはご存知でしょうか。非常勤の地方公務員で、厚生労働大臣から業務を委託されています。主な業務は担当する地域で、世帯の状況を把握して相談や援助をするほか、行政や関係機関によるサービスについての情報を提供しています。

地域の困りごとの相談ができますので、行政との橋渡し役をお願いするために、ゴミ屋敷問題について相談してみましょう。民生委員が誰かわからない場合は、町内会の班長さんに問い合わせればわかると思います。

行政区の役所に通報する

住んでいる地域のゴミ屋敷問題を解決するには、行政区の役所に通報して相談しましょう。ゴミ屋敷問題の担当がわからない場合は、総合案内で聞いてください。町内会や民生委員を通して相談すると時間がかかりますし、相談者と行政の間に人が入ることで、正しい情報が伝わらない場合もあります。

しかし役所に直接相談すれば、担当者と直にコミュニケーションが取れますので、聞きたいことをその場で聞けるだけでなく、回答の期限を設定することもできます。地方の自治体に多い傾向ですが、ゴミ屋敷問題に対する条例がないことを理由にして、相談を断られるケースがあるので注意が必要です。

地方議会議員に通報する

色々な所に相談してもゴミ屋敷問題が解決しなかった場合は、地元の地方議会議員に通報して相談してみましょう。議員は住民が抱える問題を解決する責務があります。警察や消防といった関係機関、行政や弁護士などともつながりがありますので、何かしらの対応はしてもらえるでしょう。

連絡先がわからなくても、議員本人のホームページに連絡先が載っていますので、インターネットで検索してください。連絡しても門前払いを受けたり、なかなか会ってもらえない場合は、議員が所属している政党の地方支部に相談してみましょう。また無所属の議員であれば、相談を聞いてもらえる可能性は比較的高いと思われます。

効果的に通報するために

ゴミ屋敷問題の通報を効果的にするためには、相手にわかりやすく伝えなければいけません。上手く伝えるためには、自分の頭の中が整理できていないと順序よく説明できませんので、一度目の前で起きている問題を分析してみましょう。

感情的になっていると冷静な判断ができなくなりますので、一度心を落ち着かせてから問題の全体像を確かめるようにしてください。

被害状況をまとめる

自分の頭の中では状況をわかっていても、いざ文書にまとめようとするとなかなかできないものです。そんな時は5W1Hを使って箇条書きで被害状況をまとめます。

  • いつ:3か月前から
  • どこで:私の自宅のとなりで
  • 誰が:〇〇さんが
  • 何を:ゴミ集積場のゴミを
  • なぜ:もったいないから使うと言って
  • どのように:〇〇さんの自宅の敷地内に山積みしている

悪臭や害虫で困っているのであれば、同じ方法を使って箇条書きで内容をまとめてみましょう。

報告書形式で文書を作成

箇条書きでまとめた情報をもとに、報告書の形式で被害状況についての文書を作ります。報告書のひな形はインターネットで検索すれば見つけられますので、ゴミ屋敷問題の報告にぴったりなタイプを選んでください。

自分の要望だけを一方的に文書でまとめると、ゴミ屋敷問題の全体像が相手に伝わりにくい場合があります。したがってゴミ屋敷問題に至るまでの過程や背景を、必ず文書の序盤に記載するようにしましょう。題名や日付も忘れないようにしてください。

通報前に文書を送る

相談を受ける相手からすると、事情がわかっていない問題は理解する時間が欲しいと思うものです。ですから事前に何も準備をしていない状態で相談しても、状況を理解してもらうまでに結構な時間を消費します。初日は説明をするだけで終わってしまい、その後何度も足を運んで相談をしなければいけない可能性もあります。

事前にゴミ屋敷問題についての文書を送ってから相談に行くことで、相手がすでに背景を理解した状態で話ができますので、スムーズなやりとりができるでしょう。場合によっては相談した当日に解決策を提案してもらえるかもしれません。

まとめ

ゴミ屋敷から受ける被害や苦痛は近くに住んでいる人しかわかりません。ゴミ屋敷問題の通報は、事前の準備を十分にすることで効果を発揮します。一度冷静になってゴミ屋敷問題の全体像を確かめて、それぞれの問題について箇条書きでまとめ、文書を作って頭を整理することが、分かりやすくてインパクトを与える相談を可能にします。

通報と相談する相手を選び、ゴミ屋敷問題を説明する文書を効果的に使うことが、ゴミ屋敷問題の解決をスムーズに進めるポイントとなりますので、参考にしてください。